YouTubeなどの動画配信サイトで観る動画のサムネイルや動画内でイラストが使われているのを目にしたことがある人も多いのではないでしょうか?
サムネイルや動画内に挿すと動画がかなり映えますし画面が華やかになりますよね
動画でイラストを使いたい
イラストをセルフで用意または動画投稿されてる方から有償依頼が来ていざ描くとなった時に
「イラストの線の太さはどのくらいが良いんだ?」
・・・と、迷ったことはありませんか?
線が細すぎると動画に負けてしまう
線が太すぎるとイラストの主張が激しすぎる・・・
今回はそんなお悩みに向けた記事となっています
動画クリエイター、イラストレーターの方におススメです
今回使用する参考イラスト
今回は自創作キャラの麻里奈ちゃんを使って線の太さを比較していきます

- ファイルサイズ:400×1000
- 解像度:350dpi
- 線の太さ以外変更なし
動画で使用するイラストのファイルサイズがわからない・・・って方はこちら↓
https://www.yukhnt20i.com/commission/filesize_comparison/イラストの線の太さと動画で使用する時の印象
今回は線の太さが違う3種類のイラストを用意しました
①線が細いイラスト

線の太さ詳細
- 外枠:5pt
- 主線:3pt
- 服の皺、眉毛等細かい部分:2pt
動画で使用するとかなり細い
動画によっては線が動画に負けてしまいます
②線が細いと太いの中間地のイラスト

線の太さ詳細
- 外枠:8pt
- 主線:5pt
- 服の皺、眉毛等細かい部分:3pt
私が動画用立ち絵で依頼を頂いた時によく使用する太さ
外枠で8ptあるため画面に負けず、絵が線でつぶれることなく、イラストを見せることがでる
デフォルメ・等身どちらにも適しています
③線が太いイラスト

線の太さ詳細
- 外枠:10pt
- 主線:7pt
- 服の皺、眉毛等細かい部分:5pt
かなり線の主張が激しい印象を受けますが、動画にするとさほど違和感は感じない範囲の太さ
デフォルメに向いています
ただし、線によって絵がつぶれる可能性があります
線の太さが違うイラスト3枚を並べて比較

左から①②③と並んでいます
並べて比較するとかなり違いがあるのがわかるのではないでしょうか?
次に、動画FHDサイズ(1920×1080)にイラストを並べた時の比較をします
FDHサイズにイラストを当てはめた時の線の太さ

線の太さだけでイラストの印象がかなり変わりますね
どれもサムネイル・動画内で使用しても違和感を感じない範囲の太さです
個人的なおススメは
等身:②
デフォルメ:②③ です
もっと線を太くしたいと思った場合は?
外枠を太くする
もし、①~③で上げた太さよりも太くしたいのであれば「外枠」を太くすることをお勧めします
先ほどのイラストから外枠だけを太くしたものがこちら↓

① 5pt ⇒ 8pt
② 8pt ⇒ 10pt
③ 10pt ⇒ 14pt
外枠の中はキャラクターの命
キャラクターの顔や装飾が線でつぶれると見栄えが悪くなります
白フチを追加する
外枠を太くする以外の方法では「白フチ」を追加する方法があります
先ほどのイラストから白フチ(6pt)を追加したものがこちら↓

白フチを追加することでイラストと画面の境目ができ、見やすくなります
まとめ
線の太さによってイラストの印象はかなり変わります
また、外枠の太さを変える、白フチを追加するだけでもかなり違います
もし、これからイラスト制作依頼をするまたは動画用イラストを制作することがありましたら線の太さを意識してみてはいかがでしょうか